春の訪れを実感できる景色といえば、なんといっても桜です。
咲き始めの桜の下に行くと不思議と軸で繋がった花が地面に落ちていることがあります。どうやら、鳥たちの仕業のようです。蜜を吸うときに落ちてしまうのでしょうか?桜は、鳥たちにとっても春のめぐみのようです。
お菓子作りの好きな方でしたら、桜は創作意欲がわくのではないでしょうか?
お祝いの席で出される桜茶や、お菓子の飾りに使われる桜の花の塩漬け、買うとかなり高価なものです。それでも、春のお菓子には積極的に使いたくなります。
桜の花は、このまま摘み取って天ぷらにしても、食べられます。
桜が5分咲きくらいになったら、軸をつけたまま摘み取って、さあ、トライ!
普通は花びらにボリュームがある八重桜を使うのがベストですが、家に咲いているソメイヨシノで試しました。
桜の花の塩漬けの材料
桜は5分咲きで軸付きで摘みます。咲きすぎると花びらが取れやすいです。
- 桜の花(軸付)・・50g(八重桜が適している)
- 塩・・・・・・・・10g
- 酢・・・・・・・・20cc(白梅酢が適している)
- まぶす塩・・・・・適量
桜の花の塩漬けの作り方
- 花は水洗いしてキッチンペーパーなどで水気を取ります。
- 花に塩をまぶし、重石をして一晩漬けます。
- 塩漬けの花をきつく絞り・酢をふり入れます。
- 重石(2より軽くて良い)をして3〜5日ほど漬けます。
- 汁気を軽く絞り、陰干しを半日〜3日します。
- 花に塩をまぶせば完成。
- 瓶などに入れて1年くらい保存ができます。
洗って水分をとった花に塩をまぶします。
押し付けられる漬物容器が便利ですが、花の量が少なければ、袋などに入れて瓶などで重石をするとよいでしょう。
塩漬けのあと汁をしぼり、酢をたらしたところです。ざるいっぱいの花もこんなに少なくなってしまいました。
もっとたくさん摘めばよかったかしら?
つける前は、あまり香がしませんが、漬けると桜のいい匂いがします♪
今回は、普通の酢で作っていますが、白梅酢という、梅干のシソを入れる前の漬け汁を使うと綺麗な色に仕上がります。白梅酢だと桜色に、赤梅酢はより鮮やかな色になります。
アミに広げて陰干している様子です。花びらが少ないので半日程度にしました。3日ほど陰干しする場合もあるようです。
ちなみに干す前の桜の塩漬けは、漬物のように食べられます。
乾燥が終わったら、塩をまぶしてできあがりです。塩にも桜の香りが移り料理に使えるので、たっぷりかけても良いでしょう。